病理検査で「比較的初期のがん」と分かった瞬間、妻の原が、かかりつけの医師の幼なじみが、がんの権威の医師であることを思い出した。「原さんの行動力がフル稼働したおかげなのですが、病理検査の結果を聞いて、すぐにそこに行って再検査をしていただいた。場所は(食道の)真ん中より下の、胃に近い所で。食道と胃をつなぐ手術をして、入院は2、3週間の見込みだと言われました」。命と同じ「声」についても「極端の場合、声が出なくなってしまうこともありますけど、これは安心してください。必ず元に戻ることですから」と説明を受け、「1年後にステージに立てるでしょう」と太鼓判も押されたという。

 「デビュー以来、仕事をしないで過ごすことはなかった。こうなったのは初めてのことで自分が一番ショックでびっくり。『ちょっと休むように』と死んだ両親、姉貴が言ってくれているんだろうなと。今はとても前向きに、へこたれずに、先生に全幅の信頼をお寄せして、がんに正面からぶつかっていこうと考えています。姉貴が2年前に亡くなったんですけど、オレを迎えにくるのは本当に早すぎだと思った」。

 オリジナルアルバムの制作は終盤で4曲、レコーディングを残していた。「予定は変わってしまいましたけど、しばしお待ちを。復帰するまでにどういう時間経過か分かりませんが、死んでも戻ってきますから。ミュージシャンとして戻ってくることを目指しています。回復をどうかお祈りください」と誓っていた。