100年前の技術から現代への教訓を学ぶ(15.365 Disruptive Technology) - My Life in MIT Sloan
非常に違和感のある説明。まずRISCはモバイル(ARM)、家庭用ゲーム機(PPC)、家電・通信機器など組み込み系全般で幅広く普及している。設計装置・製造装置は命令セットと別のレイヤーで大きな誤解があるのではないか。
CISC/RISC論争について、結果的にRISCワークステーション市場が縮小し、PCがMacintoshも含めIntel x86に流れたのは確か。AppleはPPCを使っていたしMicrosoftもARC InitiativeでMIPSにリスクヘッジしたがIAとの間で致命的な性能差は出ない割に、コストパフォーマンスの差が開いたことが大きい。理由はIntelがPentium Pro以降、外部命令セットと内部命令セットを分離してRISCの高速化手法を取り込んだこと、微細加工技術の進展で半導体製造設備投資が急騰する中でIntelが最も規模の経済による利益を享受したことがある。
しかしPC市場を除く殆どのプロセッサはRISCに移行した。特許で守られ参入の難しいx86と比べ、命令セット・IP・SoCで水平分業の進んだRISC系の方が組み込み系で様々なニーズに対応したエコシステムが形成された。
Intelも早くからi860 (VLIW) i960 (RISC) といった新しいアーキテクチャを手掛け、いまもItenium (EPIC) やLarrabee (manycore) といった新たなアプローチに取り組んでいる。これらが商業的に成功しているかは別として、破壊的イノベーションに対するリスクヘッジにはなっているのだろう。
(via masanork) (via clione)