まとめると、ハルヒ本人は凄まじくリアリスティックで、むしろかなりオントロジカルでペシミスティックな世界観を生きているわけだけど、実は世の中は実存というのがありえない世界で、ハルヒの意志がそのまま世界を規定するものになるという、ハルヒの生きる世界観とその実情の違いというのが凄まじいんだよね。そのギャップが凄くいいんだわ。凄く。あ、んで俺が散々、ハルヒのことを創造主だとか神だと書いたけど、現存の世界はあくまで我々の世界と同じ世界であって、ハルヒが世界を作ったわけではない。ただそこにハルヒという神的な能力を持った存在が出てくることで、ハルヒ以外の人間達や他のものの実存が危うくなってしまうということで、まぁ特異点なのよね。ハルヒは。その存在があることで、実存の原則がすべて壊れてしまうというような、本当に恐ろしい存在なわけだけど、それを監視する人間達というのも、ただのドライな「監視」という役割ではなく、ハルヒとの面白い人間関係が生まれているというのも凄くいいね。